日頃より当学会の活動にご理解とご協力を賜り、感謝申し上げます。
製剤機械技術学会 国際委員会では、日本と欧米およびアジア諸国との製剤技術や品質に関するギャップに着目し、今後の製薬産業の課題や国際競争力に関する情報提供ならびに課題提起を行うことを目指しております。本年度は、様々なエマージングテクノロジーや新規製剤機械技術の実装に向けた課題を収集・整理し、学会会員の皆様の実務に直結する情報として提供できるように勉強会の開催を中心に活動をしてまいりましたが、第二回目の勉強会を開催する運びとなりましたのでご案内させていただきます。
今回はPfizer US GrotonのMatthew T Santangelo先生からの米国における小児製剤開発の最前線の情報をはじめ、コロナ禍や地政学面でも様々な国際問題が発生している中、株式会社シーエムプラス・ベトナムの田原繁広社長からはアジア諸国の中でも日本との繋がりも深く、成長目まぐるしいベトナムやアジア諸国の医薬品産業の現状を解説いただきます。また様々なモダリティや製剤の開発が進む昨今において、経口吸収促進剤SNACを利用した世界初のバイオ医薬品開発の話題を中心としたお話しを神戸学院大学の武田真莉子先生に、さらに医療現場の最前線において製剤の可能性を最大限に延ばすための分包、包装、監査等の技術の進化に関するご講演を株式会社ユヤマの森和明先生お願いしこれら4つのテーマについて考える場を皆様と共有させていただきます。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。