市場に出回る医薬品は,原則的にそれぞれが適切な環境で保管され,使用時に包装から取り出して単独で服用(使用)されることを前提に製造されている.しかしながら,調剤現場では,異なる医薬品の混合,粉砕,一包化など,調剤現場で加工されて患者に交付されているケースも多い.本講演では演者の現場での勤務経験をもとに,医薬品の医療現場で行われている主な加工方法について紹介する.そして,加工等によって製剤にどのような変化が生じているのか,演者らの研究成果も一部交えながら紹介させていただきたい.