コロナウイルス感染症パンテミックを経て、ウイルスの検知・ワクチン、防疫体制の整備等が喫緊の課題となり、自己投与が可能、大規模接種が容易というポテンシャルを有するマイクロニードルへの関心が高まっている。本講ではマイクロニードルに関し世界的な研究動向を紹介し、マイクロニードルの製造方法、性能評価などに関して解説する。最後にマイクロニードル医薬品製剤開発に関する課題や化粧品への応用展開について述べる。