2024年問題への対処や大災害の発生が待ったなしの状況であり、GDPへの準拠を前提とした医薬物流の共同化・標準化・デジタル化は喫緊の課題である。いまこそ、産官学連携体制を構築し、業界全体としてどう課題を克服していくか知恵を出し合う時なのである。また産業界においては、ホワイト物流の精神に則って、メーカーと物流事業者が一体となって運べる物流、魅力ある医薬物流へと昇華させ、医療機関、患者さんへの安定供給へ繋げていくことこそ、我々医薬物流に従事する者の使命なのである。この講演では、それら課題の顕在化と解決の糸口、そしてあるべき未来の姿について掘り下げる。
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