日本における合成医薬品の生産は、1914に起こった第一次世界大戦の影響で、ドイツなどヨーロッパからの医薬品の輸入が停止したことにより始まったといわれている。当初は海外からの輸入機械を使用して医薬品が生産されていたが、機械部品の修理や金型の入手も困難になり国産の機械が要望された。1928年頃から当社により、打錠機をはじめとする製剤機械の設計開発・製造・販売が開始された。 それからおよそ100年にわたって開発し続けてきた打錠機の発展の歴史を、その時代に沿った要望などを加味して述べる。