Manufacturing Classification System（MCS）とは、経口固形製剤において、原薬の特性に基づいて、より適切な製法を選択するための分類システムであり、欧米の製剤研究者有志によるワーキングチームによって、そのコンセプトが確立された。国内製薬企業と欧米企業では、製造方法選択の傾向が異なっていることが知られており、日本製薬工業協会（製薬協）として、国内企業の実態把握と実用性の高い製薬協版MCSを検討することは有用と考え、MCSプロジェクトチームを立ち上げた。
本講演では、製薬協での取り組みやアンケート調査結果を通じて得られた知見を紹介する。