ナノ粒子化技術は難溶解性薬物の吸収性を改善可能な有用な技術の一つである。ナノ粒子の代表的な製造法としてビーズミル法が挙げられるが、プロセス由来の金属コンタミネーションの発生が技術開発上の課題であった。本課題に対して,塩野義製薬と広島メタル&マシナリー社による共同開発研究により、ソフト面 (媒体処方)およびハード面 (装置条件) の両面からアプローチすることで、先行技術を凌駕し,実用性の高いコンタミレスナノ粉砕技術を見出した。