近年、高齢化の進展とともに、主たる疾患の性質も感染症を始めとする外因性の疾患から、老化や生活習慣病などの内因性の疾患へと大きくシフトしつつある。人生100年時代をより良く生きるためには、健康・医療サービスのあり方もこれに即したものにする必要がある。特に、UXの観点からは、手術や投薬等の治療だけでなく、免疫力向上を始めとして、「予防」を視野に入れた取り組みにシフトし、患者のQOLを向上させることが重要である。