講演者の研究室では、装置メーカーと共同で、卓上錠剤製造装置の研究と開発を進めている。本装置は、ごく少量の原料から、秤量・混合・打錠により、少数の錠剤を製造することができる。加えて、近赤外分光法を用いた非破壊検査の機能を持つことも特徴である。これらをシステムとして組み上げることで、「卓上錠剤工場」として展開することを計画している。講演では、この取り組みについて紹介しつつ、近未来の錠剤製造の姿について考える。