医療が高度化、複雑化する中、薬剤師は薬の専門家としての働きをチーム医療で担っている。製剤技術の進歩により、医療現場では小児から高齢者まで患者の状況に合わせた製剤を選択できるようになり、更に医療関係者が取り扱いやすい製剤も増えてきている。しかし、医薬品の投与には、まだ工夫が必要な場合がある。本講演では、病院薬剤師の業務や医薬品の投与方法について紹介し、薬剤師が製剤や調剤機器に求めるニーズを伝えたい。