内服固形製剤製造における混合工程に関して,離散要素法(Discrete Element Method, DEM)を用い,混合工程のスケールアップシミュレーションを行った。医薬品製造の混合工程で汎用されているV型混合機(3スケール)について、スケールアップ実験及び実験と同様の条件にてDEMシミュレーションを行ったところ、スケール間の粒子の移動距離を一致させる条件を選択することにより、同様の物性を有する顆粒及び錠剤が得られることがわかった。