この30年で製剤技術は大きく進化した。薬物動態を制御する製剤技術の登場、使用性を改善する剤型拡大、そして製造技術の発展等である。一方で、昨今の各国状況や規制の変化、そしてモダリティの多様化を含むカオスな環境変化は、グローバルでの医薬品開発を複雑にしている。本講演では、次の30年に活かせるヒントにしていただきたく、小生の企業研究者としての製品開発経験、および欧州での業務経験を振り返り、アドボカシーの重要性を加えて、共有したい情報や考え方を紹介する。