アプレピタントは難溶解性であり、生体内での吸収性向上のためにナノ粒子化した製剤がイメンドカプセル®として市販されている。アプレピタントカプセルのジェネリック医薬品を開発するにあたり、恒常生産可能なナノ粒子化処方の確立およびカプセルサイズの小型化を製剤設計の目標に掲げ、ジェネリック医薬品では初となる当該製品の上市に成功した。本稿では、その製剤設計事例について紹介する。