12/1 16:50 - 17:20

PAT委員会 Raman分科会成果報告:
簡易高感度分析を期待した表面増強ラマンの製剤関連分析への利用検討

講演者
PAT Raman分科会
(旭化成ファーマ株式会社)江原 潤平

講演概要

表面増強ラマン(SERS)は、金属表面の局在表面プラズモン共鳴を励起することで、吸着した分子のラマン散乱強度を増幅でき、高感度分析手法として期待されている。これまでラマン分科会では、医薬品製造関連の微量分析へのSERSの利用として、現場で簡便に測定できる小型ラマン分光装置を用いた分析法の構築を検討してきた。本発表では、レボフロキサシンをモデル薬物としたSERSの定量性の向上検討や、適合指数(Conformity Index)を利用した限度試験について報告する。