工場紹介
東洋紡績 (株) 大津医薬工場 新注射剤棟(第2工場)
道渕 浩世
要旨
 当社の医薬品工場である「大津医薬工場」は、滋賀県大津市堅田の東洋紡総合研究所内に位置している。医薬品製造受託専業というユニークな業態であり、凍結乾燥製剤を中心とした注射剤および二層錠も可能な内服固形製剤の開発・生産の受託業務を行っている。
この度、現有工場棟に隣接してバイアル無菌充填注射剤に特化した新注射剤棟(第2 工場)を2005年7 月に竣工した。
 特徴は、クリティカルゾーンの無人化であり、具体的には、凍結乾燥機への搬入や巻締機への移送の工程を全自動搬送とし、かつ、他のエリアと完全分離することによる完全遮断を達成し、生産される注射剤の品質向上を実現した点にある。